保育所での食育の取り組みを紹介します!
嬉野幼稚園で味噌玉づくりが行われました(令和5年9月8日)
9月8日(金)に年長クラスで、食育の一環として味噌玉づくりが行われました。
味噌玉には、4月にみゆきの里加工室の皆さんと一緒に園で作ったお味噌が使われました。
園児たちは桜えび、わかめ、ほうれん草など8種類の具材の中から、好みの具材を選び、オリジナルの味噌玉ができあがりました。
「明日の朝ごはんで食べる!」「お父さんとお母さんにプレゼントする!」など、思いのこもった味噌玉ができており、お家で作りたいという声も聞こえました!
嬉野市では、味噌玉づくりの推進に力を入れています。
今後もこのような活動がますます広まるよう支援していきます。
嬉野ルンビニこども園で味噌づくりが行われました(令和5年8月28日)
嬉野ルンビニこども園年長クラスで8月28日、食育の一環として味噌づくりが行われました。
みゆきの里加工室の皆さんやJA職員さんの指導のもと、園児たちは楽しそうに味噌づくりに取り組んでいました。
今回の味噌づくりでは、嬉野産の大豆とお米が使われ、地元の新鮮な食材をみんなで一生懸命混ぜました。米麹と蒸し大豆を一人ずつ袋の中で混ぜた後、一つの容器にまとめて熟成させます。
「声をかけるとおいしくなるよ~!」の一言で、「おいしくなーれ!」「大きくなーれ!」と子どもたちの元気な声が園に響き渡りました。
お味噌は3か月熟成させたら食べられるとのことで、12月ごろから給食にも使われるそうです。子どもたちはできあがりを楽しみにしている様子でした。
嬉野市では今後もこのような活動がますます広まるよう支援していきます。
嬉野りすの森保育園で食育講演会が開催されました(令和2年1月18日)
食育目標「楽しく食べる子どもを育てよう」
嬉野りすの森保育園は食育目標を「楽しく食べる子どもを育てよう」と掲げ、食育活動に積極的に取り組まれています。
その活動の一環として、九州大学・持続可能な社会のための決断科学センター准教授比良松道一氏による食育講演会が令和2年1月18日に開催されました。
講演では、茶わん1杯のごはんは約29円でできるが29円ではカップ麺が1/5個程度しか食べられないことを例に挙げ、自分で作ることが大切な理由は「自炊はお金がかからない」ことにあると説明がありました。
一方、「消費は投資」であり、買う人、食べる人は作る人(農家など)のことを考えないといけない、おいしければいい、安ければいいという考えでは農業は廃れていく、安全で安心なものにはお金がかかることも話されました。
講師が聞き取った大学生の食の現状を見ると、朝食はケーキやドーナッツ、夕食はサラミだけなどで済ませ、みそ汁は平均週に3回程度しか食べていないなど、将来、『和食は世界遺産』と言えなくなるのではないかと感じてしまうほどでした。
また、食器を使わないで食べられるようなものばかりを選ぶ大学生、包丁を使ってむいたり切ったりすることができない大学生など、現状はとても厳しいものでした。
自分が食べるものは自分で作ることができるようになること、それは性別や年齢を問わず、すべての人にとって大切です。
そこにつながる活動として、嬉野市が推進している子どもが作る「弁当の日」も講師は推進されており、その素晴らしい効果についても話がありました。 【嬉野市での活動状況「子どもが作る弁当の日」について】
今回の講演会で一番印象に残ったのは「食は他者を思いやる気持ち、すなわち『心』も育む。」という言葉。食を真剣に大切に考えて取り組むと想像以上に心身が健やかになると確信した講演会でした。
嬉野市では今後もこのような活動がますます広まるよう支援していきます。
〈講演会に参加した保護者の方の感想(一部抜粋)〉
●子どもと一緒に台所に立つことに驚きました。小学校に行く前から料理を教えると思っていなかったので大変驚きました。
●大学生の食事の現状を見て、自分の子どもはそうなってほしくない、子どもの将来を考えると食育って大事だなと思いました。
●この子にはまだできないと思っていたけど、食を伝えるとこんなに成長できるんだと思って、ワクワクしました。
●料理があまり得意ではないのですが、今日の講演を聞いて努力しなければと思いました。
●食で子どもの体も心も育てるということを改めて感じた。食育の大切さを考えさせられる良い講演でした。
〈嬉野りすの森保育園での食育活動の一例〉
大根・小松菜・ブロッコリーなど7種類の野菜を植え、それを収穫したときの様子です。(年長児)
給食で使ったり家庭に持ち帰ったりして食べました。
自分たちで育てた野菜は一層おいしく食べることができているようです。