毎年11月は、乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間です
嬉野市では、母子手帳交付の際にリーフレットを配布し、普及活動を行っています。
普及啓発ポスター (359KB; PDFファイル)
普及啓発リーフレット (373KB; PDFファイル)
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?
■乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、それまで元気だった赤ちゃんが、眠っている間に突然死亡してしまう病気です。窒息などの事故とは異なります。生後2ヵ月から6ヵ月に多く、まれに1歳以上でも発症することがあります。
■令和元年には78名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位となっています。
■乳幼児突然死症候群(SIDS)は12月以降の冬期に発症しやすい傾向があることから、国は、毎年11月を乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間と定め、発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施しています。
乳幼児突然死症候群(SIDS)発症リスクを低くするための3つのポイントとは?
SIDS の予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、 SIDS の発症率が低くなるというデータがあります。
■1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
SIDS は、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方が SIDS の発症率が高いということが研究者の調査から分かっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。
■できるだけ母乳で育てましょう
母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。母乳で育てられている赤ちゃんの方が SIDS の発症率が低いということが研究者の調査から分かっています。できるだけ母乳育児にトライしましょう。
■たばこをやめましょう
たばこは SIDS 発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。
これらのことはいずれもSIDSの直接的な原因ではありません。 子育てに関し必要以上に不安を抱くことは避けましょう。3つのポイントを参考に、楽しい気持ちで子育てをしましょう。