「嬉野市地域公共交通計画」について

計画策定の背景

 嬉野市の交通状況は、市域西側を高速道路が南北に縦断、嬉野地区中心部を国道34号、塩田地区中心部を国道498号が軸となって、周辺市町とを結ぶ形で道路ネットワークが形成されています。
 本計画の策定時点では市内に鉄道はなく、公共交通としては路線バスや乗合タクシーが市民の移動を担っている状況ですが、令和4(2022)年秋には西九州新幹線(武雄温泉~長崎間)が開業予定となっており、今後、嬉野市の公共交通を取り巻く環境は大きく変化していく可能性があります。

 全国的な傾向と同様、嬉野市においても自家用車利用の拡大や人口の減少などを背景に、路線バスや乗合タクシーの利用者数は減少傾向が続いており、また、令和2(2020)年2月ごろからの新型コロナウイルスの感染拡大によっても大きな打撃を受けています。
 しかし一方で、急速に進行する高齢化や、コンパクトなまちづくりの推進の必要性などを背景に、公共交通に求められる役割は今後ますます大きくなっていくものと考えられます。

 こうしたなか、令和2年11月に「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」が改正され、地方公共団体が中心となって、まちづくりなどの関連分野とも連携しながら、面的な公共交通ネットワークの構築や、地域の実情に応じた持続可能な交通の実現に向けた指針として「地域公共交通計画」を策定することが地方公共団体の努力義務となりました。

計画の目的

 前述のような背景を踏まえ、西九州新幹線(武雄温泉~長崎間)の開業による状況変化なども見据えながら、地域が目指す将来像を実現していくための公共交通のあり方を検討し、将来にわたって市民の生活を支える"持続可能な公共交通体系"の構築に向けたマスタープランとなる計画を策定するとともに、行政・交通事業者や公共交通利用者はもとより、地域住民や活動団体、各種施設などの関係者が一丸となって、効果的・効率的な施策展開を推進していくため、「嬉野市地域公共交通計画」を策定しました。

計画の公表

嬉野市地域公共交通計画 (20089KB; PDFファイル)


 計画期間 : 令和4年度から令和8年度まで(5年間)

このページに関するお問い合わせ
嬉野庁舎 新幹線・まちづくり課
TEL:0954-27-7020
FAX:0954-27-7077
MAIL:machizukuri@city.ureshino.lg.jp

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