シニアに人気の温泉地ランキング3年連続1位に寄せて

   寒さの訪れとともに、温泉が恋しい季節になってきました。わが嬉野市が誇る嬉野温泉にも連日、多くのお客様においでいただいています。塩田川流域の肥沃な大地で育った大豆と清冽な水で仕込んだ濃醇な味わいの豆腐を良質のアルカリ泉で煮込んだ「温泉湯どうふ」も今が旬。年明けの1月26日からは温泉街を市民手作りのランタンや灯篭の灯りで彩る「うれしのあったかまつり」（2月11日まで）も始まり、3月23、24日の「酒蔵まつり」までほぼ毎週イベントが開かれます。皆さんもここ嬉野で、心と体を癒しながらあったまりませんか―。

   つい先日、嬉しいニュースが飛び込んできました。大手旅行検索・予約サイト「楽天トラベル」が行った「2018シニアに人気の温泉地ランキング」で、嬉野温泉が3年連続1位に輝きました。60歳以上の方が同サイトで旅館・ホテルを予約宿泊された実数に基づくもので、数ある温泉地の中から嬉野温泉を選び、訪れていただいている方に改めて深く感謝申し上げます。

   同サイトでは「宿のバリアフリー化・ユニバーサルデザイン化を促進しており、多くの宿泊施設がバリアフリー設計を積極的に導入」「車椅子に対応した電動ベッド付き客室など、シニアが快適に過ごせる設備が充実した宿が揃っている」とランクインの要因を分析しています。各旅館・ホテルが将来を見据えた設備投資に踏み切っていただいた決断と、入浴介助事業など高齢者にやさしい温泉地づくりのソフト事業を展開する「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」や旅館・ホテルのスタッフのおもてなしをはじめとする、関係者各位の努力のたまものです。今後、嬉野市としても新市発足以来掲げてきた「ひとにやさしいまちづくり」を強力に推進する中で、これからも選ばれ続ける温泉地・観光地として不断に努力を重ねていく所存です。