No.1 お茶の歴史について
日本には、平安時代、中国・唐から喫茶文化が伝えられました。
嬉野市では江戸時代の始まり頃に、嬉野茶の始祖とされる吉村新兵衛が1650年代以降※1、不動山地区で茶を栽培したとの伝承があります。
この伝承が本当かどうかは不明ですが、不動山地区には、新兵衛の活躍とほぼ同時期の樹齢約340年とされる国指定天然記念物「嬉野の大チャノキ」があり、吉村新兵衛の伝承はとても興味深い伝承です。
1690年、ドイツ人医師ケンペルは、長崎街道を通じて嬉野を訪れた際、「街道沿いに茶園が広がっていた」と記録しており、これ以降、嬉野での茶の記録が散見されます。
※1 「日本の喫茶文化の歴史」『和華』第10号(2016年4月),pp.32-35,アジア太平洋観光社。
※2 嬉野町史 下巻
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