スポーツフューチャーセンターうれしの
西九州新幹線開業から1年が経ち、2024年には国スポ全障スポを控える今、嬉野市は、北欧式対話モデル「フューチャーセンター」に「スポーツ」の持つ「つなぐ」力を掛け合わせた世界初の取り組み「スポーツフューチャーセンター」を始めます。
様々な立場に立つ多様な市民をスポーツの持つ力でつなぎ、未来志向の対話を生み出します。
これにより、共創を重ねていくことで持続可能なまちを目指して行きます。
※フューチャーセンターとは…スウェーデン発祥で世界はもとより日本でも広がりを見せている取り組みで、異なった組織や立場の人々がその組織や立場を離れ、自由に関係性を形成し、未来志向で創造的な対話をおこなう「場」のことを言う。「フューチャーセンター」が「場」をあらわすのに対し、対話の過程及びその内容は「フューチャーセッション」と呼ぶ。スポーツの力を掛け合わせる「スポーツフューチャーセンター」は世界初の取り組み。
【なぜいま変化が必要なのか】
念願の新幹線開業から1年が経過し、社会はポストコロナ時代を迎えました。新幹線があることが日常になっていく中で、観光客にとっても、まちに住む人たちにとっても、新たな価値観でのまちづくりが必要となってきています。
【嬉野市が乗り越えなければいけない課題】
しかし足元を見ると、コロナの打撃もあり観光業をはじめとした多くの産業での人材不足や若年女性の転出超過・少子化による減少などいくつもの問題が転がっています。
未来を誰かに託すのではなく、この街に住む私たちだからこそスクラムを組んで持続可能なまちに変えていかなければいけません。
【世界初となる北欧式対話モデルとスポーツのかけ算】
そこで北欧式の対話モデル「フューチャーセンター」に注目しました。北欧は少ない人口で大国とどうやってわたりあっていくかなどの課題を抱えていて、市民が未来志向の対話をして知恵を生み出す仕組みを作ってきました。これは日本の地方自治体でも参考になるのではと考えました。
同時に、スポーツの力にも注目しました。2024年、国民体育大会は国民スポーツ大会に変わります。「スポーツ」は競技する・見るだけのものから、社会課題を解決する手段としても捉えられるようになってきています。
この北欧式対話モデルと、スポーツの持つ人や組織、物事を「つなぐ」力、多くの人が知ることができる「伝える力」をを掛け合わせることで、私たちは嬉野市の未来を皆が気軽に語ることができる場をつくります。この「スポーツフューチャーセンター」は、世界で初めての取り組みとなります。
ロゴにこめた思い
丸いかたちは循環する「思い」を現し、futureの「f」で様々なイメージをつなぐという思いをこめています。
ロゴの4つのパートには次のような思いをこめています。
・左上の若葉は、新しいアイデアが次々と伸びていくイメージ。
・右上の二つの山は、嬉野市の中央にある「唐泉山」と「小唐泉」を形どり、揺るがない思いをシンボリックに表現しています。
・右下の緑のラインは特産の「うれしの茶」の茶畑を表現し様々な人々の思いが寄り添っているイメージ。
・左下の水玉は特産の「肥前吉田焼」をシンボリックに表し、様々なスポーツの力や多様性を表現。
「スポーツフューチャーセンターうれしの」の目標
本事業は、継続し語り合いつながりを生むことで、20~39歳までの女性人口の減少率を鈍化させ、同年齢層の女性の人口を社会増とすることを目標としています。
若年女性の減少により「消滅可能性都市」の一つに数えられたことは嬉野市にとって大きな衝撃でした。「消滅可能性都市」から脱却し、持続可能な元気なまちを体現していくために「女性がもっと輝ける」まちを目指し対話によるオープンイノベーションを進めます。
「スポーツフューチャーセンターうれしの」Instagram
「スポーツフューチャーセンターうれしの」では、Instagramでも情報を発信しています。
ぜひフォローをお願いします。
嬉野市スポーツフューチャーセンター設置基本構想
「スポーツフューチャーセンターうれしの」を設置するにあたり、令和4年度に「嬉野市スポーツフューチャーセンター設置基本構想」をまとめました。
これは、日本各地のフューチャーセンターの事例に学び、嬉野でのスポーツフューチャーセンター設置の基本理念について記したものとなります。
・嬉野市スポーツフューチャーセンター設置基本構想 (2240KB; PDFファイル)